後半のネタバレありきの感想に入ります。
・ストーリー
ドラえもんたちが一緒に別の場所に行って危険を跳ね除ける。王道パターンだが、ヒロインのクレアを主軸でいつもの5人とかなり馴染んで行動しており、危険に共に立ち向かうのが一体感があった。

複数の伏線回収も丁寧に行ってあり、そこまでピンチでもない状況から過去作含めて一番絶望的な状況に追い込んでいてそこまで攻めるかという盛り上げが大きかった。
・演出
絵画を使っての異世界(過去に行く)導入がかなり自然になっており、没入感をとても感じた。
そしてピンチとなる演出もただやられたりするのではなく食いしばってくれることも観客の想いを乗せてくれる感じで良かった。
あとはドラゴンの登場シーンは振動するほど大きな音で、色がなくなった世界では音をなくすといった演出が体験をよくしてくれた。
ここからは各キャラの感想です。

・のび太
普段のダメダメ具合が絵の下手さと井戸に落下だけになっていて、絵の部分も活躍してくれるという普通に有能であった。
相変わらずの射撃の腕と水枕を戻された経験を元に閃いたり、黒幕に反論する点に凄さがあった。
何気にドラえも〜ん!で始まらなかったのがおっ変えてきたなと感じた。
・ドラえもん
お馴染みのすぐに道具が出せないポンコツ具合もあったが、状況の解説したり司令塔になったりと物語をスムーズに進めてくれた。
喋る機会は多いものの活躍の機会は意外と少なかった。
・しずか
箒に乗った魔法使いのように動き回り、黒幕を突き止めたり一時離脱に動けたりとスペアポケットをもらったあたりからの活躍度合いがやたら高い。
必要な道具をすぐに出せるあたり柔軟性が高い。作戦中のMVPは彼女。
ゆえに5人の中で最初に石化されたのは仕方ないね。
お風呂に入らないのがショック(事情あり)なのを文明の力を否定されてしまった感があって笑いました。
・ジャイアン・スネ夫
行動が一緒だったのでセットにしてます。昔の悪巧み(悪ガキ)が出てたが不快感もなく感じられて、結果的に物語を動かす要因となった。
ジャイアンはタライの突進を止めたり、みんなの着地をサポートしたり、のびたと庇ったりとかなり気が利く行動をしてた、いぶし銀的な存在だった。
スネ夫は辞書にアートリアがあるかを確認したり、水が弱点だと偶然分かったりといつも通り一般人枠だったがめげるシーンとか少なく割と頑張ってた。
・クレア

本作のヒロイン兼顔芸兼不憫枠。表情豊かで可愛い。王国の姫様であるにしては割と自由に外に行けたり、後世に存在が大々的に残ってなかったあたり、王国は意外と小さいのかもしれない。
瞳の色は特に伏線とかもなく、泉の水で育ったからとかで有害な影響もない・・・と信じたい。
衝撃のラストの伏線回収は良かった。ご都合展開だけどこう言うのは好みである。
・チャイ

おしゃべりコウモリ、伝達もこなす。
断片的に絵の中の存在だと言ってたがもう1人の存在は明かされるまでわからなかった。
虹色だったり青色になったりとかは特になかった。
・マイロ

現地人一般枠、絵を描くくらいしかなかったが普通はそんなもん。でも絵に対する情熱は本物で、のび太含めて守ろうとしたのは結構根性あった。
ラブコメの可能性に期待。(続きはない)
・ソドロ

黒幕枠、大泥棒とは言われているが1人で同じ場所に来たり、結構すぐに追い詰められるあたり意外と小物の犯罪者だったのかもしれない。
余談だがのび太の家に時空ホール等の歪み(他の作品含む)ができるのは引き出しにタイムマシンをつなげておいている影響だとか。
・パル

ポンコツタイムパトロールさん。アリスのことを出したり、ジャイアンとスネ夫の処刑を放置したり、のび太の尾行に気づかなかったりと頼りない。
咄嗟の時にドラえもんと同様秘密道具を出せなかったり、過去の絵の改変も許容したりというタイムパトロールとして大丈夫なのか。でも現地に1人で派遣されたり応援も特に来なかったりと意外と苦労しているのかもしれない。
・イゼール

今作のラスボス。本能に動くだけだからキャラの心理等は特にいうことがないが、いつメン5人のうち4人動けなくしたり色をなくして世界を滅ぼしかけたりと非常に強力な敵だった。
・絵世界のドラえもん

のび太の感じている優しさと頼りになる相棒を絵が下手ながらも反映していた。普通にドラえもんがもう1人出てきた(ミニドラ)レベルの活躍っぷりを見せてくれた。
・のびパパ
実は画家を目指すほど絵がうまかったという原作本の設定がある。そのため絵の相手を思って頑張って描いたのを分かったらしい。
総評。

ドラえもん映画の中で間違いなく名作。
王道のストーリー、メリハリのある演出、主人公たちの活躍、どれも素晴らしい出来でした。
完璧、・・・とは言い切れないけど95点くらいの面白さを感じれて見て良かったと思った。
完璧にしすぎても次のハードルが上がりすぎるからこれくらいがちょうど良いのかもしれない。そう言う意味では完璧でした。
以上、感想になりました。