現代社会において、インターネットというのは必要不可欠です。通販、ゲーム、動画、ネットサーフィン、旅館予約、料金使用量確認、遠隔操作などさまざまな部分で活用されております。
しかし昨今は多様化により、データの量が膨大かつ多数の端末からアクセスする必要があり速度が遅くなってしまうことがあります。
今回はネット回線に関するお話です。通信速度を維持または向上させるために、接続機器を見直すことにしました。
知識編(前編)ではネット環境の仕組みについてのお話となります。
インターネットはモデム(onu)とルーターという機器を使って手持ちのパソコンやスマホと繋げております。
説明すると長くなるのと正直理解しきれてないのでざっくりとした説明をしますと、
モデム(onu)とは契約会社との回線のやり取りを可能にしている機械です。機能としてデータを送りやすい形式に変更しプロパイダー(インターネット)へ送受信しております。
ルーターとは電波を飛ばす機械で、これが一般的にWi-Fiと呼ばれています。
高速道路で表すとルーターが料金所入り口、モデムが高速道路そのものみたいな感じです。
それぞれで対応可能な速度というのが異なっており、
例えば入り口が広く処理が早い(ルーターが強力)が高速道路が狭い(プロパイダー契約回線が弱い)と結果として契約回線に合わせた速度になります。
逆に道路が広い(プロパイダー契約回線が強力)が入り口が少なく処理速度が遅い(ルーターが弱い)と混雑して結果としてルーターに合わせた速度になってしまいます。
つまり、モデム回線もルーターもどちらも強力じゃなければ快適なネット回線ではないということになります。
ではどのようにしてネット回線を快適にするのでしょうか?
できることとしては2つあり
・契約回線のプランを変更する、契約プロパイダーを変える
・ルーターを強力なものに変更する
があります。
契約回線の確認・変更はインターネットや電話、契約書にて契約者(自身か家族)が契約しているプランを確認し、他のプランやプロパイダーへの相談を持ち掛ける、インターネットで調べる等になってきます。
どういう回線にすればよいかですが現在は1Gbpsプランや10Gbpsプランが出ておりますのでそれらを選ぶとよいでしょう。
ルーターに関してですが結構複雑です。
WI-FI4,WI-FI5,WI-FI6,WI-FI 6E,WI-FI7と規格がいっぱいあります。
とりあえず最新のWI-FI7!…とはいかず、使用する端末(スマホ,パソコン等)にあったものでないと実力が発揮されません。
最新端末ならば一番最新で良いのですがひと世代前の規格(WI-FI 6)での規格を使ってると対応はしてるのですがWI-FI7の部分が使われず、思ったよりも出力されないことになります。
ほかにもストリーム(簡単にいうと受付の数)が多いほうが複数端末使用時に通信速度が安定しやすいです。(こっちの方が重要)
例えばストリームが2だと最大で一度に2つの端末との通信になります。4台端末があると交互に通信するため一時的に繋がらなかったり速度が遅くなったりします。
一方、
ストリームが8だと最大端末が8台まで、使う本数が4つ以下で端末側のストリームが2本ならば2本分合わせた通信量を端末へ送ることができます。
Wi-Fiルーターを検討する上ではWI-FI規格とストリーム数に注目する必要があります。
というわけでモデム(ONU,契約回線)とルーターに関しての説明になりました。
次回は実践編としてカメノクが通信速度を向上させたお話になります。